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2011年03月30日

暖かくなってきましたね。


僕はシスコンじゃないです。




確か便器君にはもうこれ、見せました。




僕は笑った。

僕が笑えば、妹も笑ってくれるからだ。

僕が笑わないと彼女も笑わない。

だから、僕はいつも笑ってることにした。


ある時、僕は交通事故にあった。

トラックにはねられたのだ。

トラックにはねられた直後から3日間、僕には意識がなかった。

だから、ずっと寝たまま、無表情だった。

だから彼女も無表情だった。

僕が目を覚ました時、彼女は僕の隣で、僕を見つめていた。

無表情で。

だから、僕は笑った。

しかし、彼女は笑わなかった。

無表情だった。

でも僕は、彼女に笑って欲しくて、彼女の前ではいつものように笑い続けた。


それからおよそ3日後、彼女はまた笑うようになった。

僕はそれが嬉しくて、彼女の前で笑い続けた。

丁度その頃、トラック運転手の男性が何者かに殺害される…という事件をニュースで見た。

僕は笑っていた。

彼女も笑っていた。


ある時、僕に恋人が出来た。

僕は、彼女の前ではなく、恋人の前で笑うようになった。

彼女にも、あまり会わなくなった。

僕は、恋人の為に笑うようになっていた。


それからしばらくして、恋人が死んだ。

何者かに殺されたのだ。

僕と、僕の家族はお葬式に行った。

彼女は、笑っていた。

僕は笑わなかった。


僕はまた、妹の為に笑うことにした。

彼女を、心の拠りどころにしたかったからだ。

僕にとって、恋人の死は相当のショックだったらしい。


ある時、僕は病院からでられなくなった。

なんてことはない、寿命だった。

でも、僕は笑っていた。

彼女が笑ってくれるように、僕は笑った。

体が動かなくなった。

食事を取ることが出来なくなった。

呼吸をするのが難しくなった。

でも僕は笑っていた。


そしてしばらくして、僕は死んだ。

僕の死体は、笑っていた。

だから彼女は、笑っていた。

ずっと……ずっと…。

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